バジリカータ州アーカイブ

2012.09.02

南イタリアの旅から(8)~マラテーア

10日目は、まず、午前中、古代ギリシャ植民都市のクロトーネへ。

ここは、哲学者ピュタゴラス派の拠点。広場の周りのお店は、こんなポップな雰囲気。

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近くの市場をのぞきました。

野菜売り場のメンズたち。

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ピカンテがおっきい。

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これ、何だと思います?

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あれあれ、カタツムリではありませんか!

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唐辛子漬けの魚介類。

しらすのような小さな魚を漬けたのが、おいしい!

瓶詰めを見つけて、パンにのせてワインのつまみにしています。

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では、クロトーネの遺跡を歩きます。

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遺跡のことは、ヨミウリオンラインのコラムをご覧ください。

http://www.yomiuri.co.jp/otona/pleasure/ginza/20120810-OYT8T00673.htm

 

12070208.JPG午後、途中で立ち寄ったドライブインで、見つけたワインです。

 

Skanderbeg は、アレキサンダー大王のこと。

カンティーナ・グリソリアのギノ・ディ・ビアンコ。

マケドニアのアレキサンダー大王は、父に従ってギリシア地方に出兵し、カイロネイアの戦いでアテナイ・テーバイ連合軍を破り、その名を世界に知らしめました。紀元前4世紀のころです。

哲学者・アリストテレスの教えのもと、アレクサンダーは幼少の頃からギリシャ芸術に親しみました。アリストテレスは彼の家庭教師だったそうです。

彼の建設した都市、特にエジブトのアレキサンドリアには、たくさんの芸術家や科学者が集まりました。アルキメデスなど輩出した、ヘレニズム時代の始まり。ヘレニズム文化は、長期にわたって影響を及ぼします。

 

ナポリの博物館で、アレキサンダー大王が描かれた壁画を見ました。なかなかのイケメンです。

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この日は、マラテーラの丘の上のホテル泊。近くのリストランテでディナーです。

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12070210.JPGバジリカータ州のワインを飲みました。

2011 Il Preliminare

造り手は、Cantina del Notaio。

アリアニコ30%、シャルドネ30%、モスカート20%、マルヴァジア20%。

厚みがあって、複雑な白ワインです。。

 

 

 

 

 

 

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赤は、

2006 Aglianico del Vulture

造り手は、Carpe Dlem.

アリアニコ100%。

タウラージなどに比べると、12か月熟成で、果実味感が残って、爽やかな味わい。

 

 

 

 

 

 

 

料理は、魚介類や羊肉の串焼きなど。

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永峰好美のワインのある生活

<Profile> 永峰 好美 日本ソムリエ協会認定シニアワインエキスパート。プランタン銀座常務取締役を経て、読売新聞編集委員。『ソムリエ』誌で、「ワインビジネスを支える淑女たち」好評連載中。近著に『スペインワイン』(早川書房)