4日目は、マルサーラ→古代カルタゴ遺跡の残るモツィア→マルサーラ→セリヌンテ→アグリジェント
海洋民族、フェニキア人が活躍した古代国家カルタゴに関心のある方は、ヨミウリオンラインの記事をチェックしてみてください。2ページ目最後には、フェニキア文字も載せました。
http://www.yomiuri.co.jp/otona/pleasure/ginza/20120726-OYT8T00896.htm
今日のランチは、マルサーラに戻ってから。
ここにも、ワイン街道がありました。
カジュアルカフェで、クイックランチ!
パラソルの下で男性も女性もジェラートをかじっていました。
マカロニケーキを注文すると、
中から、ゆで卵が顔を出しました。
みずみずしいトマト、オリーブ、そしてモツァレラの盛り合わせ。
もちろん、ジェラートもいただきました。今日は、レモンとカフェの組み合わせ。
ギリシャ植民都市のセリヌンテを経て、アグリジェントへ。
セリヌンテのことは、ヨミウリオンラインのコラムでどうぞ。
http://www.yomiuri.co.jp/otona/pleasure/ginza/20120816-OYT8T00969.htm
夜は、アグリジェント泊。
広いガーデンのあるレストランで食事しました。ヨーロッパの観光客でいっぱい!
最初は、乾いたのどを潤したい!
Mionetto Prosecco di Valdobbaiadene DOC
プロセッコ最大規模の生産者、ミオネット社。カフェには、必ず置いてある定番中の定番。
香りは弱めだけれど、フレッシュできりりと辛口。
う~ん、胃が刺激されてきました。
白は、
2010 Regaleali Bianco
造り手は、シチリアを代表するコンテ・タスカ・ダルメリータ。19世紀、当時の支配者ブルボン家から爵位を受けた貴族だそうな。
小麦栽培の歴史が長く、1950年代半ばから本格的にワイン醸造に取り組み始めたようです。
1960年代にリリースした、このRegaleali Biancoが、当時のシチリアワインのレベルを遙かに超えるものだったので、名前が知られるようになりました。
インツォリア、グレカニコ、カタラット。柑橘系の爽やかな甘みとともに、ミネラル感もたっぷり。
イスラム支配下のころ、このあたりはレハル・アリ(アラーの家)と呼ばれていたところから、ブランド名がついたとか。
赤はやはり、DOCGを試したくなりました。
2008 Cerasuolo Di Vittoria DOCG
ネロ・ダヴォラ30%、フラッパート70%。
2005年にシチリア初のDOCGに認定されました。
レパントの海戦の立役者、そしてシチリア総督だったマルカントニオ・コロンナの娘、もでぃか伯に嫁いだヴィットリアに捧げた高貴な赤。
生産者は、創業をさかのぼれば100年以上になるアヴィデ社。ラグーザの近くにワイナリーがあり、古代ギリシャ人には、メソポタミウムの名で知られた場所でした。
濃い紫がかったルビー色、赤い果実、華やかなチェリーの甘い香りが広がります。タンニンは穏やかで、バランスのとれた味わいです。
料理は、魚介を中心に・・・
白をもう1本追加しました。
2010 Chiaramonte Ansonica
アンソニカ100%。
ペールグリーンの涼しげな色合いと、ハーブの爽やかな香り、ナッツ系のやわらかな味わいが、特徴的。
いや、この地元品種、本当に美味しいです!!
生産者は、シチリア西部、トラバーニ近くに位置するフィリアート社。
1990年代にオーストラリアの醸造テクニックを導入し、品質が格段に向上したそうです。
ちなみに、キアラモンテ家は、14世紀後半、スペインの属領支配が始まる直前に権勢をふるった名家の名前だけれど、関係があるのかしら?
5日目は、アグリジェントの探訪から始まりました。
アグリジェントは、見所がいっぱいです。ヨミウリオンラインの記事はこちら。
http://www.yomiuri.co.jp/otona/pleasure/ginza/20120816-OYT8T00969.htm
ランチは、アグリジェントのカフェで。ライスサラダとたっぷりトマトのサラダ、そしてプロセッコも忘れずに・・・。