プランタン銀座のワイン売場にも、最近評判のイスラエルワインが登場しました!
現在展開中の「ニューワールドワインフェア」で、ゴランハイツ・ワイナリーから「ヤルデン」シリーズの5タイプです。エチケットは、魔法のランプの図柄で、エキゾチックな中東の風景が頭に浮かびました。
イスラエルのワインといっても、あまりピンとこない? ですよね。
女性にとっては、死海の塩を使った化粧品やガミラおばさんの手作り石鹸など、ユニークな美容商品のイメージの方が先行しているかもしれません。
ところが、一口飲んで驚いたのですが、なかなか存在感のあるワインなのです。
まずご紹介するのは、
「ヤルデン・マウントヘルモン・レッド2007」。1890円。
品種は、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフランをブレンドするボルドースタイル。どっしり重みがあり、熟したプラムの凝縮した果実味を感じました。
コストパフォーマンス抜群!! です。
イスラエルは、キリストの聖地。古代イスラエルでは、4000年以上前からワイン醸造が始まり、旧約聖書にもその記述があります。
ゴランハイツ・ワイナリーは、イスラエルのゴラン高原にある小さな街カツリンに、1983年誕生しました。
ゴラン高原は、比較的涼しく、火山灰土壌で水はけに優れており、醸造用のブドウの生育に適した気候風土といえます。
それに加えて、カリフォルニアから最適の設備を導入、また、「オーパスワン」などで活躍している醸造家を招聘して研究を重ねています。
ブドウ畑の小さな区画ごとにサーモスタット等を設置し、ブドウの出来具合など綿密な記録を収集するほか、コンピューター制御で温度管理されたステンレスタンク等を使うなど、徹底した管理システムが構築されているのが特徴のようです。
プランタン銀座で展開中の「ヤルデン」シリーズは、ほかに、
白ワインは、
「ヤルデン・マウントヘルモン・ホワイト2007」 1785円。
ソーヴィニヨンブラン、エメラルドリースリング、フレンチコロンバールを使用。フレッシュな味わい。
「ヤルデン・シャルドネ2006」 2310円。
熟した洋ナシやパイナップル、新だるからくるバニラ香もほんのり。
「ヤルデン・ミュスカ2007」 1995円。
マスカット100%の甘口デザートワイン。焼いたチーズケーキなどと合わせたいです。
そして、私のおすすめは、赤ワインですが、
「ヤルデン・カベルネソーヴィニヨン2005」 3675円。
熟したブラックベリーとチョコレートの濃厚さ、さらにフレンチオークの豊かなたる香が味わいに複雑なニュアンスを与えています。
イスラエル航空のファーストクラスでも愛飲されているとか。最近のトピックスとしては、イタリアのヴェローナで開かれた国際ワインコンクール「ヴィニタリー2009」で、金賞に輝いたお値打ちワインでもあります。
10年以上の長期保存も可能でしょうが、いま飲んでも、大満足! でした。