皆様、ようやく秋風が吹き、赤ワインも飲みたくなる、そう、ワインがますます美味しくなる季節になりました。
岡元料理長の料理にほれこんで、私が勝手に「口コミ広報」を行っている西麻布の「ラ・ボンバンス」で、ワイン好きな仲間とワイン会を開きました。
幹事役の私がこの日アペリティフ用に用意したのは、プランタン銀座のワイン売場スタッフにすすめられた、シャンパーニュ。
1996 フレネ・ジュイエ スペシャル・クラブ
写真ではよくわからないかもしれませんが、これ、マグナムです。通常のシャンパーニュよりも倍の大きさ! ワイン会で仲間と一緒の時でないと、なかなか開けられません。
シャンパーニュは、マグナム瓶が一番美味しく熟成するともいわれています。それに、1996年は、素晴らしいグレイトヴィンテージ!
フレネ・ジュイエは、1952年、ジェラール・フレネ氏によりヴェルジー村で創業されたドメーヌ。
「スペシャル・クラブ」とは、大手メゾンのシャンパーニュが主流を占めていた1970年代、小規模の有力ドメーヌが集まって、自らの畑とセラーで造り上げた個性あるヴィンテージ・シャンパーニュを広めようと、共通のボトルとラベルを作成し、使い始めたもの。最低3年以上の瓶熟成を義務付けられています。現在26の生産者が「クラブ・トレゾール・ド・シャンパーニュ」という組織をつくり、瓶詰め前とリリース前に厳しい検査をして、合格したものだけが「スペシャル・ックラブ」として認証されるそうです。
シャルドネ60%、ピノノワール40%。果実のフレッシュな味わいを残しながら、こんがりトーストしたパンのような香り、コクのある熟成感があり、余韻も長くて、とっても美味しかったです。どんな料理との相性も楽しめそうですし。
自信をもって、おすすめです。
ご興味ある方は、プランタン銀座・ワイン売場のスタッフにお尋ねくださいね。
さてさて、初秋の「ラ・ボンバンス」の料理ですが・・・
相変わらず、岡元料理長のおやじギャグ的(失礼!)メニューのネーミングがさえています!!
サワラのまえ(サゴチの焼き物にゆずコショウが添えてありました)
ぷーすれひかふ たいやき(ふかひれのスープにマツタケがいっぱい。たいやきは、アマダイでした)
萩の花に見えますか?(秋の演出にも趣向をこらしています。ゴマ豆腐にエビ、アズキ、ギンナンをあしらって。ウニのわさび醤油が効いています)
焼松と秋田産きゃびあ 波紋伊部理子桃子 29ぎり 焼茄子オクトパスフォールド(イベリコ豚と桃の組み合わせが面白い。お肉の握りは新潟の村上牛、タコは静岡産で、土佐酢ゼリーがアクセント)
フォアグラソテーと百合根の茶碗蒸し 木の子あ~ん さらに秋トリュフ乱れ打ち(トリュフがこれでもかって、うれしいです)
3マ(サンマです、いい加減の焼き具合)
秋の宝石箱や~(いまが一番美味しい北海道産のイクラ)
牛鍋 牛蒡 水菜 焼豆腐
831(野菜の盛り合わせ ダイコンの皮のきんぴらが私のお気に入りです)
ブーそば(みゆき豚が入った付け汁)
デザート3種(白いコーヒーブラマンジェ、黒ゴマシャーベット、月見武道=長野ファーストというブドウを使用)
さて、今回のワインリストは各人が1本ずつ持ち寄り、以下のようでした。
2007 シャサーニュ・モンラッシェ プルミエ・クリュ レ・シャン・ガン(ドメーヌ・ベルナール・モロー)
1996 ムルソー アラン・コルシア・コレクション(ドメーヌ・ボートアジー)
2006 シャトー・シャス・スプリーン
1996 ムーラン・ナ・ヴァン グランド・ガルド・レニャー
1999 エシェゾー グラン・クリュ(ドメーヌ・クードレ・ビゾー)
2002 シャンベルタン(ドメーヌ・カミュ)
2003 ホスピス・オブ・ソノマ ピノノワール ロシアンリバーヴァレー(ロキオリ)
ブルーゴーニュを中心に、皆、メニューを知っていたかのような、素晴らしいセレクションを楽しみました。。
最後のロキオリは、カリフォルニア好きの仲間のセレクト。チャリティ限定のオークションボトルで、世界にわずか60本。シリアルナンバー入りでした。
秋の夜長、大いにワインを楽しみましょう!!