ジャイアンツの日本シリーズ制覇を祝して、いま、プランタン銀座ではお買い得品をいっぱい取りそろえた「ジャイアンツSALE」を11月15日(日)まで開催中なんです。
もちろん、ワイン売場にも、「えっ!」と驚くような目玉商品がごろごろ・・・。
原監督の背番号にちなんで、なんと881円(税込)でご提供しているのが、
2008フィガロ・ルージュ(ムーラン・ド・ガサック)
カジュアルなテーブルワインの生産で有名な南仏・ラングドック地方ですが、この作り手、ムーラン・ド・ガサックはちょっとスペシャルです。
パリで手袋職人をしていた現オーナーのエメ・ギベール氏が1970年、ラングドック・モンペリエの街から内陸に20キロほど入った場所に畑を購入。そこはガサック渓谷の影響で寒暖差が激しく、酸と糖分のバランスに優れたブドウを生産できるところだったのです。
そして、ボルドー大学の地質学博士、アンリ・アジャヴェール氏からその土壌の素晴らしさに「奇跡の大発見」とのお墨付きをもらい、さらに、当時シャトー・マルゴーの再建に尽くした同大学のエミール・ペイノー教授の指導を仰いで造った「マ・ド・ドゥーマ・ガサック」が、スーパー・テーブルワインとして知られるようになりました。
英仏のジャーナリストがシャトー・ラフィットやシャトー・ラトゥールと比較して好評だったため、「南仏のラトゥール」という人も?
今回ご紹介しているのは、同じ作り手のデイリーワインです。
品種はグルナッシュとカリニャン。エチケットはヴィンテージによって変わって、おしゃれです。
抜栓してすぐは小梅のような酸がかなり感じられましたが、しばらくすると、ブルーベリーのような果実味に加えてスパイスも感じられ、柔らかな余韻を残してくれます。
これだったら、毎日でも気軽に飲めますね。
この味わいで千円切るのだったら、私は「買い」だと思いました。
白のお買い得品としては、
ワイン売場のKさんイチオシのイタリア・カンパーニャ州のDOCをご紹介!
2008コーダ・ディ・ヴォルペ(ヴァディアペルティ) 1575円(税込)
古くからあるカンパーニャ州(ナポリがある南イタリア)土着のブドウ品種、コーダ・ディ・ヴォルペ。
「きつねのしっぽ」という意味で、ブドウの房の形が弓なりになっているところから付けられた名前とか。
第一印象は白い花のようなさわやかさを感じますが、余韻に感受した洋ナシなど豊かな味わいが楽しめました。
さて、プランタン銀座名物の「B級ワインセール」も掘り出し物がたくさん。
ボトルの傷やラベル不良というだけで、格安になったワインたち。
お買い得品は、どうぞご自分で"宝探し"してみてください。