3日目は、パレルモ→モンレアーレ→セジェスタ→マルサーラ。
今回、16日間の旅をコーディネートしてくれたのは、国際基督教大学名誉教授の川島重成先生(右)。
大学の大先輩でもあります。西洋古典、ギリシャの専門家です。
シチリアの古代遺跡を巡るには、こういう専門家と行くのが一番!
しかも、旅の参加者にはラテン語の専門家や哲学の専門家、植物学の専門家がいて、久しぶりに、楽しいお勉強の日々でもありました。
モンレアーレの屋台で、絞りたてのオレンジジュースをごくり。
オレンジの旬は5月までだそうですが・・・。
元あった屋台では、オレンジシャーベットを入れてしゃりしゃり感を出していたらしいのですが、今回はごくごく普通のフレッシュオレンジジュース。2ユーロ。
このあたり、かわいらしいビーズ工房がありました。
近くで、ランチをとりました。
ブッフェスタイルで、軽く。ラタトゥイユ風のものや、ナスとトマトのチーズ焼きなど、グリル野菜をたっぷり盛り合わせ。白のテーブルワインをお供に。
ジェラートのデコレーションがとっても美味しそう!
前回触れた果物の形をしたマルトラーナは、プチギフトとして重宝されているようです。
私は、スイカのジェラートをデザートにいただきました。
ここから、セジェスタに向かう道は、ブドウ畑が続きます。
カタラットをはじめとする白ワインの有名産地アルカモも途中にあります。
セジェスタの話は、読売オンラインの旅日記をご覧ください。
↓
http://www.yomiuri.co.jp/otona/pleasure/ginza/20120816-OYT8T00969.htm
きょうの宿は、塩で名高いトラーパニとマルサーラのちょうど中間くらいにある、ワイナリーのリゾートホテル。
Resort Baglio Oneto
レセプション横のスペースには、古いブドウの搾り器などがインテリアとして置かれています。
アウトドアで食事することにしました。
夕暮れ時の地中海です。
Baglio Oneto リゾートホテル自家製のワインをいただきました。
まず、軽めの白です。
Dara Bianca 2011
アンソリア(アンソニカ)100%。
ややグリーンがかったイエローレモン色。白い花のような香りが気持ちを和らげてくれます。
リパリ島を訪問したとき、紀元前16世紀ごろ、イタリア半島から渡って住みついたのがアンソニア人と聞きました。この人たちが持ち込んだ品種なのでしょうかね。
ちょっと凝縮感のある白をもう1本。
Imaginari 2009
グリッリョ100%。
ホテルの前の畑で栽培されていました。
色調はゴールドで、より粘性がある感じ。
白桃のような濃厚な味わいと、ややウッディーな香りも楽しめました。
赤は、昨日に続いてシチリアの定番を。
Nero D'avola 2009
ネロ・ダヴォラ100%。
スパイスを感じる、かなり濃厚な印象でした。
マルサーラといえば、英国人ジョン・ウッドハウスが1773年、酸化しやすい白ワインを酒精強化して仕上げた「マルサーラ」が有名です。
もちろん、このワイナリーにもありました。
Marsala 2002
グリッリョ、カタラット、アンソリカのブレンド。
焦がしたアーモンド、ハチミツの香りが心地よく。
アルコール度19%。チーズやデザートだけでなく、食中酒としても重宝しそうです。
ここのレストランの売りは、クスクスでした。
最後に、ホテルの地下にあるセラーにお邪魔しました。
案内してくれたマネージャーさん、遅くまでありがとうございました!
マルサーラに関しても、読売オンラインの旅日記をご参照ください。
↓
http://www.yomiuri.co.jp/otona/pleasure/ginza/20120726-OYT8T00896.htm