2010.05.18

篠先生の撮影レッスンで

ブログの写真を撮りながら、いつも思うことがあります・・・。

カメラの性能が向上し、それなりの写真(ムカシ、そんなCMがありましたね)は撮れるのだけれど、もう少し味のある写真って、撮れないものだろうか、と。

 

今回は「上海の旅で」編はちょっとお休み。

週末、エコールプランタンの人気講座、篠利幸先生の「レストランメニュー&ドリンク撮影レッスン」に参加したので、そのご報告を。

フォトジャーナリスト、篠先生は、イタリア中心に多くの作品を発表、著作もいっぱいです。

美味しい料理とワインを飲みながら、プロの写真家の技に触れられるのだから、

一挙両得!!

 

場所は、広尾のおしゃれなイタリアンレストラン「ANGOLO(アンゴロ)」。

天現時橋の交差点にあります。車で通りかかるたびに、気になっていたレストランです。

 

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汗ばむような陽気の土曜日、まずは冷えた白ワインをいただきます。

2008 シャルドネ アルトキルシュ (Schreckbichl Colterezio)

イタリア最北端、オーストリアに接するアルト・アディジェの果実味豊かでさわやかな辛口白DOC。

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グラスを持ちながら、早速撮影レッスンです。

天井のステキな明かりを利用して・・・

 

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グラスの位置が悪くて、あまり上手に撮れません。

 

今度は、ガラス戸越しにみえるグリーンを写し込み。

 

10051704.jpg これは、なかなかいい感じ、ではありませんか!!

 

おしゃれなカゴに手作りフォカッチャが載ってきました。

 

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私は、サービスのイケメン君にレンズが向きます。

スカルパ・マッシミリアノさん。

イタリアの大学で日本映画を専攻、タケシの通訳もしたことがあるのだそう。

メニューを一生懸命日本語で説明してくれました。

 

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あれ、篠先生はどうしているのかな?

生徒さんの一眼レフカメラでパンを撮影中でした。

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「先生、私のカメラでも撮影してみてください!」とお願いして・・・

 

10051708.jpg う~ん、同じカメラを使っても、立体感が違う!

背景の工夫と、アングルがポイントです。

 

お料理、いただきましょう。

ソラマメとエンドウマメのスープなど、季節感いっぱいの前菜です。

 

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パスタは2種類。トマト・バジル味のシンプルなものとホワイトソース系のペンネ。

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「アップで撮影するだけでなく、お店のロゴなんかも上手に生かしてね」と、先生のアドバイスです。

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もう1種類、白をいただくことにしました。

 

レガレアリ・ビアンコ(コンテ・タスカ・ダルメリタ社)

 

こちらは、南のシチリアの土着品種、インツォリアを使った白ワインIGT。

インツォリア種は、古くからシチリア特産のマルサラに使われてきた品種だけれど、近年、単独もしくは少量のカタラットやシャルドネとブレンドするなどして、白ワイン品種としての価値が急上昇中。

アルザス・リースリングタイプのスマートなボトルでした。

ミネラル豊富で酸もすっきり、柑橘系の果実味も凝縮していて、好きな味わいです。

造り手のタスカ家は、ブルボン家のフェルナンド5世から爵位を受けた貴族だそう。

 

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メインは。岩手産の地鶏。

皮の焦げ目にもう少しフォーカスした方が美味しそうに撮れますね。

 

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同じテーブルにいた生徒さんが、ブラッドオレンジジュースを注文したので、パチリ!

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フルーツたっぷりのデザートです。

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篠先生はといえば・・・

撮影に夢中でした。10051717.jpg

料理をつくってくれた斉藤大滋シェフ。

登場と同時に、皆が一斉にカメラを向けたので、ちょっとビックリ(?)させてしまいました。

生徒さん皆熱心で、被写体への反応も早い、早い。

 

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私のお隣りのカメラ女子は、様々な撮影会やレッスンに参加していらっしゃる、と聞きました。

失礼ながら、彼女の小物を撮影させていただきました。

携帯ストラップもペンケースも、しっかりカメラグッズでまとめられています。

さ~すが、です。

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おなかもいっぱいになったので、先生と一緒に広尾の裏通りを散策。

 

広尾には、10年以上住んでいたことがあるのですが、変わる街並みの中で、こんな「変わらない」空間も残されています。

ほっとしますね。

 

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路地歩きをしながら、リラックスしたわんちゃん発見!

 

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写真モデル慣れしているのか、おとなしいのです。

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緑の垣根に、様々な色の花が咲いています。

ほんと、街歩き、路地歩きの楽しい季節です。

 

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同じ花を撮るのであれば、「路地の雰囲気と組み合わせて撮ると、一味違いますよ」と、先生のアドバイスを受けて、パチリ。

都会のど真ん中に残る水辺です。

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篠先生お気に入りのギャラリーに行きました。

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Quico Rivasさんの追悼展でした。

 

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ギャラリー内の撮影許可をいただいたので、パチリ。

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スペインのポップなカラーに魅せられます。

レモンイエローの画用紙を使うなんて、やはり太陽いっぱいの南の国ならでは。

 

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ふと、先生の手元を見たら、なんともポップな腕時計をしていらっしゃいました。

この春、フランス・コートダジュールで買われたそうです。

こちらも迷わず、パチリ。10051730.jpg  

 

カメラ好きの生徒さんたちの刺激をたっぷりいただいて、とっても楽しい講座でした。

 

篠先生のイタリアの旅紀行ブログでは、プロの技満載の美しいシーンが展開されていますよ。

見ているだけで、またイタリアに出掛けたくなります。

 

なお、エコールプランタンでの篠先生のフォト・ワークショップは、7月開講。まもなく6月1日から受付開始ですので、WEBチェックをお忘れなく。

 

 

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永峰好美のワインのある生活

<Profile> 永峰 好美 日本ソムリエ協会認定シニアワインエキスパート。プランタン銀座常務取締役を経て、読売新聞編集委員。『ソムリエ』誌で、「ワインビジネスを支える淑女たち」好評連載中。近著に『スペインワイン』(早川書房)