2010.04.24

イタリアは奥深い!

  ワイン通の友人と一緒に、西麻布にあるイタリアワインと料理のマリアージュが楽しめる「ヴィノ・デッラ・パーチェ」に行きました。「アカデミー・デュ・ヴァン」のイタリアワイン講座はあっという間に満席になってしまうという、人気講師の内藤和雄さんがソムリエを務めるお店です。


 もちろん、料理もワインも、内藤さんにすべてお任せです。

 

 

10042301.jpg まずは、泡!

NVフランチャコルタ「カヴァッレーリ」ブラン・ド・ブラン ブリュット


自社畑のシャルドネ100%、シャンパーニュ方式で造られたスプマンテ。酸がしっかりしていて、ふくよかさもあり、お気に入りの一つでもあります。


 

 

 

10042302.jpg甘みのあるハムのペースト入りシューをいただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて、手の部分がお皿をはみ出すくらい立派なエビのお料理。


 

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ジェノヴァがあるリグーリア州、ポッジョ・バラコーネのロゼワインを合わせました。

かなり濃いオレンジ色がかったルビー色。カンパリ・オレンジに近い色は強烈。単体で飲むのというよりも、やはり料理の引き立て役といった印象のロゼです。フレッシュな味わいは、魚介類との相性バッチリですね。


 

パスタ料理です。ソラ豆と白魚が旬!ですね。


 

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白ワインはといえば、

2006 ローラ(プラヴィス)


イタリア最北部、トレンティーノの白です。

「ローラ」は「l'Ora」と書きます。ガルーダという名の湖から吹く黄金のそよ風をAura Aureaと呼び、名前の由来だそうです。

品種はノジオーラ。麦わら色を帯びた黄色で、上品で、ヘーゼルナッツのような独特な香りがあり、あと味にほろ苦さが残り、気に入りました。

 

 

 

 

詰め物入りの名物パスタをいただき、


 

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お口直しのグラニテのあとは、赤ワインに。

 


10042309.jpg1999 アリアニコ・デル・ヴルトゥーレ リゼルヴァ (テヌータ・デル・ポルターレ) 

南部のバジリカータ州産、古代にギリシアから伝えられたアリアニコを使ったワイン。

10年経っているのに、まだまだ若々しい!

プラムやラズベリー、スパイシーな香りがとっても豊か。

 

 

 

 

 

 

 

お料理は、ウズラです。

 

 

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そして、もう1杯、赤をいただきました。気分を変えて、サンジョヴェーゼ!


 

10042311.jpg2006 モンテクッコ・サンジョヴェーゼ リゼルヴァ (ポッジョ・レオーネ)

トスカーナ州のモンタルチーノのお隣の小さなワイナリーから。

スミレの花、というよりも、土っぽさ、森の下草・・・。タンニンも心地よく、骨格のしっかりした辛口。サンジョヴェーゼ100%。

 

 

 

 

 

 

 

 

デザートは、ピスタッチオのクレームブリュレ。

 

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最後は、デザートワインではなく、やはり泡で締めたい!

と、フランチャコルタをもう1杯いただいた私たちでした。  

 

イタリアワインは、本当に奥深い!

古来からある地元品種の見直しが進むイタリアワインから目が離せません。  

 

なお、プランタン銀座のワイン売場でも、4月26日(月)まで、

大好評のイタリアワイン周遊フェアを開催しています!

フランチャコルタをはじめ、多様なワインがそろっていますから、要チェックですよ。

 

 

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永峰好美のワインのある生活

<Profile> 永峰 好美 日本ソムリエ協会認定シニアワインエキスパート。プランタン銀座常務取締役を経て、読売新聞編集委員。『ソムリエ』誌で、「ワインビジネスを支える淑女たち」好評連載中。近著に『スペインワイン』(早川書房)