年の初めのフレンチ・ディナーは、帝国ホテルの「レ・セゾン」です。
1月2日の初売りが仕事始めの百貨店業界。
正月は、家族で帝国ホテルで過ごすスタイルが、ここ数年定着しつつあります。
「2010年の新年メニュー」のメインは、フランス産スズキのシャンパーニュ風味ソースか、蝦夷鹿のポワレのマスタード風味のセレクト。
蝦夷鹿を選ぶことにしたので、ワインは、ローヌの赤?
若きエースソムリエのNさんに、「やはり気分はブルゴーニュなんですけれどね」と相談したら、おすすめの1本がこれでした。
2001ニュイ・サン・ジョルジュ ラ・リッシュモーヌ(ドメーヌ・クリストフ・ペロ‐ミノ)
1937年に父アンリが設立し、93年から現当主のクリストフ氏に引き継がれて以来、評価を高めている生産者。
ペルナン・ロサンの畑など新しい畑の購入・拡張や最新技術の積極的な導入、そして、ブドウ果汁の凝縮度を高めることに細心の注意を払うことなどで知られています。クリストフ氏が畑の管理も醸造も一手に手掛けているそうです。
ソムリエさんに後からいただいたワインの解説には、「平均樹齢の高い畑を持ち、そして収穫したブドウを選果台で20人もの人でをかけて腐敗果実を取り除き、最後尾ではクリストフ本人が最終確認を行います。ここまで徹底した選果を行うのはDRCくらいと言われています」とありました。
他の資料では、収穫時期に雨が降って水滴がブドウの表面についている時などは、友人とヘリコプターをチャーターして、ブドウの表面に付いた水分を吹き飛ばしてから収穫に臨むというエピソードを読んだことがあります。
う~ん、なかなかの徹底ぶりですね!
まず、華やかなバラのような香りに包まれ、エレガントな酸、タンニンも滑らか。新年のお祝いには申し分のないワインでした。
さて、この日のお料理は、
ニンジンのジュレのアミューズに始まり、
ガチョウのフォワグラ3種の味わい ナチュール、アーモンド、ヘーゼルナッツ
ヘーゼルナッツ味が気に入りました。
バターがあまりに華麗にサービスされたので、パチリ!
蝦夷鹿のポワレ マスタード風味のジュ アンディーヴのピュレとリンゴのベニエ
絶妙な焼き加減です。
チョコレートのデザート パッションフルーツのジェリーと
小さなお菓子たち
体重を気にしつつ、今年も美味しいワインにお料理、大いに楽しむつもりです。
ワインのおつまみにも、いろいろチャレンジしてみたいし。
どうぞお付き合いくださいね。