2009.12.24

銀座にニューオープンの「NAPA」で

銀座5丁目に12月初めニューオープンした「NAPA」に行ってきました。

女子だけで忘年会、なので、飲んで食べて、また食べて・・・。

数々のレストランを仕掛けるスティルフーズの鈴木成和社長が「ナパな気分」(?)でつくった店で、私も最近はまっている、カリフォルニアイタリアン。

 

ワインは、カリフォルニアを中心に、オーストラリアやニュージーランドなどコストパフォーマンスのいいニューワールド系がそろっていました。リストも、シャルドネ、ピノノワール、カベルネソーヴィニヨン、シラーズ、ジンファンデルなど、品種別に整理されているので、とっても見やすい!
トレフェッセン、シルバーオーク、ダリオッシュ、グレースファミリー、ボンドなど、ちょっと背伸びして飲みたいなと思うカリフォルニアも充実かつ価格がリーゾナブルなところ、気に入りました。

 

今回いただいたのは、
2005アーガイル・ヴィンテージ・ブリュット(米オレゴン州・ウィラメットヴァレー)
2007ミルトン シュナンブラン(ニュージーランド・ギズボーン)
2007カレラ ピノノワール キュヴェV(米カリフォルニア・セントラルコースト)


 

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最初の泡は、米オレゴン州産で、ワインスペクター誌年間世界最高のヴィンテージ・スパークリング。熟した洋ナシなどの果実味いっぱい、クリーミーな仕立てで、香りの広がりに幅がありました。「アーガイルのスパークリングを初めて飲んだ時、この分野でのオレゴンの将来性を確信した。新世界で造られるスパークリングの中で、最も美味しくて出来の良いものである事は確かである!」と、ロバート・パーカーもべたほめのよう。泡好きな私は、どんな料理がきても、ずっとこのスパークリングを飲み続けたいと思いました。ロデレールのカルテットブリュットが品切れだったので、こちらにしましたが、当たりです。
 
白は、ニュージーランドのシュナンブランを選びました。1984年にミルトン夫妻が設立したヴィンヤーズ。フランスとドイツで修行した夫妻は、シュタイナーのバイオダイナミックス理論に出会い、89年、ニュージーランド初のオーガニックの公的認証を取得。シュナン・ブランと遅摘みリースリングが特に有名で、高い評価を得ています。パイナップルなどトロピカルフルーツやハチミツの風味が広がり、フォアグラのソテーなども美味しくいただけました。

 

「きれいな赤ワインが飲みたい!」という女子たちのリクエストで・・・入門編のカレラを。ラズベリーの香り、ハーブのニュアンス、まとまりのある酸、滑らかなタンニン。同じカレラの、ジェンセンやミルズのように、枯れた大地の味覚の広がりは望めないものの、日常飲める「きれいなピノ」のお手本のような気がします。シンプルなパスタやポークのグリルなど、よく合いました。

 

さて、料理を一気にご紹介しましょう。

 

まず、アミューズとして、貝の形のお皿でサービスされたミルキーなモッツァレラ。


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田舎風パテ・ド・カンパーニュ(写真を撮る前にだれかがナイフで切り分け! 肉食系女子が多いもので)

 

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生タコのカルパッチョ

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ロメインレタスとベーコンのシーザースサラダ ベーコンが迫力です。

 

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トリッパのトマト煮 ペコリーノチーズとともに

 

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クリスピーな薄焼きマルガリータ

 

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インカのめざめとインゲンのジェノバ風

 

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フォアグラのソテーと舞茸のフリット 白インゲン豆のピューレ添え

 

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ワカサギのカルビオーネ

 

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パルミジャーノと黒コショウのカッチョ・エ・ペペ

 

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福島県産キラキラポークのグリル

 

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最後、グラスに残ったピノで、チーズをいただきました。

 

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それにしても、よく食べたなあ。

 

ワインのサービスで、こちらが合図しないと気がつかないなどややぎこちなさを感じましたが、恐らくニューオープンで、スタッフがまだ慣れていなかったのでしょう。

素材の個性を生かしたシンプルな料理をわいわいと、楽しく美味しくいただきました。

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永峰好美のワインのある生活

<Profile> 永峰 好美 日本ソムリエ協会認定シニアワインエキスパート。プランタン銀座常務取締役を経て、読売新聞編集委員。『ソムリエ』誌で、「ワインビジネスを支える淑女たち」好評連載中。近著に『スペインワイン』(早川書房)