カリフォルニアのワインカントリーを巡って、はずせないのはやはりB級グルメでした。
今回の旅で印象に残ったものをいくつかご紹介したいと思います。
まず、ナパの北、間欠泉がある街、カリストーガのカフェのパンケーキ。
現在上映中の映画「サイドウェイズ」で、菊地凛子演じるところのミナが働く店「カフェ・サラフォルニア」は実在します。
ⓒ2009 Twentieth Century Fox and Fuji Televesion
店の奥にこんなサインも見つけたりして、かなりミーハーしてきました。
このカフェ、100年以上の歴史をもつ古い店。
19世紀にニューヨーク州で人気のあったリゾート地、サラトガ・ホットスプリングスの噂を聞きつけた実業家のサム・ブラナン氏は、「西海岸にだってそれに匹敵する温泉地はあるぞ」と、この地に目をつけました。
カフェの名前は、サラトガ+カリフォルニア・・で、サラフォルニア!
いわゆるアメリカのダイナーのメニューです。
ストロベリーとバナナがたっぷりで、甘~いパンケーキ。
野菜とチーズのペンネはオリーブオイルにニンニクが利いていて、驚くほどあっさり味。
地元のスパークリングウォーターがとても美味でした。
ナパのオックスボウ・パブリックマーケットは、10月30日付けの「GINZA通信」でも取り上げましたが、ここは歩いているだけでも楽しいです。
オーガニックな地元野菜に、
オリーブオイルの専門店ではテイスティングもできます。
スパイス屋さん
かわいいカップケーキの専門店
チーズも地元産が中心で
地ビールも充実
もちろん、ワインコーナーも
ほかに、古道具屋さんもありました。
ここでご紹介するのは、テイラーズのバーガー。
ナパ発祥ですが、サンフランシスコにも進出しているバーガー専門店。
7-10ドルもする高級ハンバーガーは、肉汁ジュワッでブルーチーズがとろり。セレブたちにも大人気だとか。
私のおすすめは、マグロをさっと炙って、ハーブ味のコールスローサラダとともにはさみ、ジンジャー・ワサビマヨネーズを添えた「アヒ・バーガー」(左)。
東洋的な味わいが卵たっぷりトーストされたバンズとよく合うのです。
特産のスイートポテトを使ったフレンチフライがほくほくして、表面にアメなしの大学イモみたいでした。
ソノマのケンウッドにある小さなレストラン「Doce Lunas(ドセ・ルナス)」では、素敵な家庭料理に出合いました。
スペイン系のアレックス氏と日系3世のジャッキーさん、仲良しのプロイ夫妻が営むお店です。
有名ホテル勤務時代に出会った2人は、料理の武者修行で世界中を放浪しました。
なぜか世界中のチリソースのコレクションがずらり。
最初は、蒸篭に載せた蓮華でフルーツのサービス。
スパイシーシュリンプに小さな俵型のおにぎりライスが添えられた一皿や
ハチミツの甘みがやさしいポークチョップ
は、ジャッキーさんのお母さんのレシピ。店でも一番人気のメニューだそうです。
ちなみに、店の名前は、アレックス氏がおばあちゃまに、「ハイウェイ12号線の月の谷のそばに店舗用の土地を購入した」と報告したところ、おばあちゃまが「12個のお月様(ドセ・ルナス)を買った」と勘違いしたところから付けたそうな。
「僕の下手なスペイン語のせいで、素敵な名前になった。グランマ、ありがとう!」と、アレックス氏はにこやかに説明してくれました。
最後は、サンフランシスコ・フェリービルディングにある「ホグアイランド」のオイスター。
サンフランシスコの北西80キロにあるトマレス・ベイのオイスターを中心に、東海岸のロングアイランドやワシントン州のものなどが揃っていました。
6種類を選んで盛り合わせに。
トマレス・ベイの「スイートウォーター」はミルキーでリッチな味わい。
「クマモト」は、小ぶりだけれど繊細で複雑な味わい。
たっぷりグリーンサラダとクラムチャウダーもいただきました。
オイスターに合わせたのは、モントレー産のスパークリングワイン、Me Intyre L'homme qui ris Brut。
酸味すっきりの爽やかな味わいでした。
8月に私も行きました~
from. あ~ちゃん | 2009.11.23 10:33懐かしい風景がまた行きたい気分にしてくれちゃいました~!
短期留学だったので、ゴージャスなお店には行けず…
次回は旅行で行くぞ~!!
あ~ちゃんさま
from. Yoshimi NAGAMINE | 2009.11.24 06:26コメントありがとうございます。
カリフォルニアの食はワインとともにますます進化していますよね。
来年も楽しいイベントがあるようなので、注目です!